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ハンドメイド
こんにちは。橋本です。
今年もあっという間に9月。
ほんの2週間前に今年最後と思い、和歌山の海に行ったのですが、
この時から思うと、残暑はどこへ?と思うような気候が続いておりまして。
洋服屋としては、切にこのまま秋へと移行していくことを祈っております。
実際、どう考えても例年より過ごしやすいので、ありがたい事に、秋物の動きが早いです。
先日のオーダーフェアでも前年を大きく上回る受注を頂きました。
ご注文頂きました皆様、ありがとうございます。
納品まで楽しみにしてお待ち下さいませ。
さて、今日は表題そのまま、
近日入荷予定のハンドメイドスーツのお話をしたいと思います。
2017年春夏にデビューした、弊社自社工場で生産されているハンドメイドスーツ。
(その時のブログはこちら)
秋冬では生地を3種類に増やして展開していますが、
その中から前回同様、ネイビーの無地をご紹介したいと思います。
ARTIGIANALE HAND MADE 3B CASHMERE SUIT ¥99,360-(Tax in)
一見するとシンプルな無地のスーツ。
実はこの生地、CANONICOのカシミア100%。まぁトロットロです。
スーツでカシミア100%を使用することは私が企画するようになって初めて。
この手触りはどうやってお伝えしたら良いのでしょうか。
こればっかりはご来店頂くしかないですね。
今回も盛り沢山のハンド箇所。
実は2017春夏シーズンから若干修正が入っていまして、
その一つが袖幅。
少し太くして、前側の被りを多くしています。
上記画像からも手付けされた袖山の膨らみが見て頂けると思います。
味のある手かがりのボタンホール。この「ふにゃ」とした柔らかさが伝わって欲しいです。
(ボキャブラリーが不足していてすいません)
背中心は勿論、写真撮り忘れましたが、袖渡りにもハンドステッチが。
玉縁は手玉で、3mmと細く仕上げられています。
前回でも話しましたが、このポケットの丸み、
私のかなりのお気に入りポイントです。
背中に吸い付く襟の登りも健在。
これ、着用すると本当に気持ちが良いです。
続いてパンツにいきましょう。
勿論、組下はプリーツあり。
パンツの脇線のハンドステッチと玉縁手玉はジャケット同様です。
寄りの画像も載せておきます。
Vカットにフラシループ。
フロントはボタンフライではなく、ジッパーですが、上画像のようにホールが二つございます。
持ち出しのフィット感を向上させる為、
このように、マーベルト内側のボタンが付いていて、
持ち出しの天狗のボタン以外にも、2箇所でボタン留めする形状になっています。
また、パンツも修正が入っておりまして、裾幅を全サイズで5mm細くしました。
3倍の縫製工賃が掛かっているこちらのスーツ。
通常の生産ラインでは縫う時間が足りない為、工員の方が持って帰って内職したりしているようです。
工場という大量生産を可能にするシステムがある場所で、敢えて作られる少数生産のハンドメイド。
自社工場だからこそ、企画者の我儘を聞いてもらい、生産してもらいました。
今季からこのラインはブランドネームとタグを別にしています。
HAND MADEの表記は伊達ではございません。
工場で現在可能な、ハンド箇所を全て盛り込みました。
当然、弊社のオリジナルの中では最も高い価格帯ですが、
国外、国内含め多くの量産品を扱っているITAL STYLEの仕入れ品には決して無いオリジナルアイテムです。
(仕入れでやると高額すぎて、ITAL STYLEの価格には合わないので)
いつも自分で意識しているブログの文字数をオーバーしてしまいました。
ですので、今日はこの辺で。
私の長文をどれだけ読んで頂いくよりも、見て、触れて頂く方が伝わりますので。。
明日、9月9日の土曜日、販売スタートとなります。
(NEWS欄も宜しければご覧下さい)
他にも多数、秋冬商品が入荷致しますので、是非、週末はお近くイタルスタイル各店へ。
ご来店、心より、お待ち致しております。